知識が無かった為に、今でも悔しい思いをしている事故について

誠意のある加害者のお陰で、スムーズにすすんだ事故処理

湘南地区は道路幅が広く、遠くまで見通せる道が沢山あります。私が事故にあったのも、そう言った道でした。
天気が良い6月の昼前、見通しの良い交差点を車で走っていると、本来赤信号で止まるはずの車が止まらずに私の車に向かってきたのです。こんなに見通しの良い道でぶつかるとは夢にも思わず、それでも何故あの車は止まらないのかと不安に思い速度を落としました時、私の車の側面に相手方の車が衝突してきたのです。
幸い互いにスピードが出ていなかった為に大きな衝撃は無かったのですが、ぶつかった直後に車を見ると私の車の側面と相手の車の前方が軽くえぐれる様に凹んでいました。
相手は40代の品の良い女性で、一瞬居眠りをしてしまったとの事で事故に対して非常に動揺していました。
そして私に必死で誤ってくれた上、怪我や車の状態をとても心配してくれました。更にその後呼んだ警察でも相手方は自分の非を100％認めてくれたので現場検証はスムーズに進み、割とすぐに終わりました。
現場検証が終わった後に保険会社に連絡すると、保険で対応するので診断症を取ってきてほしいと言われました。私はすぐに病院に行きましたが、怪我が無かったのに加え痛みも無かったので、特に怪我は無いと言う診断書をもらいました
その診断書を保険会社に提出した際に相手方の怪我を聞くと相手は軽いむちうちとの事、互いに大きな怪我が無くて良かったと思いました。

大きな後悔でも時既に遅し。病院代が貰えなかった交通事故

事故があってから数日後、加害者の女性が菓子折りを持って謝罪に来てくれました。その際も怪我や車の事をとても心配してくれたので、私には怪我が無かった事、車は全て保険で修理出来る事を伝えると少し安心した様でした。
それでも加害者の女性はしばらく様子を見る為に後日また謝罪に来たいと言ってくれたのですが、もう充分なので今後はお互い保険会社に任せましょうと私から提案しました。
そしてこの旨を保険会社の方に伝えると、保険会社の方は快く了承してくださりました。これで事故は終わりと安心したのですが、保険会社の方に電話をしてから3日後くらいにシートベルトをしていたところがズキズキと傷むのです。更に首に無理な力がかかったのか、右を向くと首が痛みます。
そこで再度保険会社に連絡して病院に行きたいと言ったところ、保険会社の方から、事故の後に怪我無しの診断書が提出されているのでこの後の病院代は出せないと言われたのです。納得いきませんでしたが怪我は無いと言ってしまったのは自分なのでしぶしぶ了承し、その後もらえるであろう慰謝料を病院代にあてようと思いました。しかし慰謝料は病院に通った日数によって決まる様で、病院に通う必要無しとなった私の慰謝料は4万円でした。
結局私はその後自腹で病院に通い、リハビリを行いました。その病院代に加え天気が悪いと悪化する首、事故車と言う事で大幅に低くなった車の査定額を考えると慰謝料は到底納得出来ません。
今でもあの時痛みを申告していれば、何より知識があればもっとお金を貰えたのにと後悔しています。