担当の医師の診断書のおかげで治療期間の延長を認めてもらえました

交差点で信号待ちをしていると、ありえない速度で車にぶつけられました

私は20代の女性です。5年前に結婚し、現在は小さい子供もいるので専業主婦をしています。交通事故には2年前に遭遇しました。
事故に遭遇した日は夫に子供を見てもらうことが出来て久しぶりに一人で外出することができ、車を運転しながらどこに行こうかと思案していました。途中交差点に差し掛かり、信号待ちで停車しているといきなり後方から車に衝突されました。それは信号の前としては考えられないスピードで、シートベルトをしていなければ確実に前に投げ出されていました。シートベルトをしていたため顔などをぶつけたりはしなかったものの、首に強い衝撃を感じ、直後に痛くなって動かせなくなりました。
ぶつかった車から降りてきたのは私よりも少し上の女性でした。女性は突然のことでどうしていいか分からないと言った表情でした。私も同じだったのでとりあえず夫に電話しました。すると警察と保険会社に連絡するよう指示を受けたのでその通りにしました。
20分ほどして警察がやってきて現場検証が行われました。現場検証が終わってから相手と連絡先を交換し、病院へ行こうとしたのですがその日は休日で普通の病院は閉まっていました。そこで緊急病院を警察官に教えてもらい、そこに自分で向かいました。検査の結果軽いムチ打ちと診断され、全治1か月半と診断されました。

医師が診断書を書いてくれたおかげで治療費は全額負担してもらえました

救急病院に通ったのはその日だけで、以降は近くの病院で治療を続けることになりました。
車をぶつけた女性は事故翌日にこちらにやってきて改めて謝罪してくれました。話を聞くと前方不注意とのことでした。女性と話をしている途中で女性の自動車保険の担当者も家を訪れ、事故の賠償の比率に関しては100対0で完全に相手側にある事、治療費は次回の分から保険で支払ってくれることを話してくれました。
相手側の誠実な態度にそのまま何事もなく終わると思っていたのですが、実際はそうではありませんでした。治療から2か月が経過したのですが、私の首にはまだ痛みが残っていました。そんな時に保険会社の担当者から電話がかかってきて治療費の支払いを打ち切ると言ってきたのです。
私は首の痛みが残るので治療期間の延長を強く訴えたのですが、認めてくれませんでした。私はその次の日の診察の時に医師にそのことを告げ、相談しました。すると、担当の医師は治療が必要だった証拠はしっかりと書くのでそのまま治療を続けてくださいと言ってくれました。その言葉に安心して治療を続けることが出来ました。
それから1か月して痛みも無くなり、治療は終了となりました。そして約束通り治療が必要だった理由も診断書に記載してくれ、それを担当者に渡すと治療期間の延長を認めてくれて結局治療費は全額支払ってくれることになりました。もちろん車の治療費も支払ってもらったので賠償金については不満はありません。